山崎研究室

山崎隆の虚実妄言

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 【マンションは10年で買い替えなさい】の書評

マンションは10年で買い替えなさい本書の著者の沖さんとは、講談社の「土地のグランプリ」に関わる仕事で
一緒になって以来、ずっと仕事上のお友達なのだ。

そしてまた、なによりも私が日本で敬意を抱く数少ない不動産マーケティングの
第一人者でもある
(それ以外の自称マーケティング専門家とやらの方々は、申し訳ないが、
イマイチなのだ)。

彼の得意な手法は、数値的な統計分析、いわゆる定量分析である。
そこから導かれたマーケット動向の分析の切れ味は、誰よりも鋭いのだ。
彼は、どこかの広告代理店の腰巾着でもないので、その内容についても、
非常に中立性が高い。

自画自賛になるが、私と彼のマーケットの見方には共通点が多い。
つまり、私の自説が、彼の定量分析による検証によっても裏付けられた
ということになる。
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よって、東京圏の不動産マーケティングについては、沖さんと私の本を読めば、
たぶん他の本など読まなくても良いのではないかとさえ思ってしまう(笑)。

不動産の世界は本当に要注意だ。
特に、不動産広告誌に登場するような評論家、マーケット評論家、統計評論家など、
ぜーんぶ真偽を疑った方が良い。
彼らは、たぶん不動産業界の回し者なのだ。
けっして中立的な発言などしない。

例えば、有名なS氏などは、いつも言うことがコロコロ変わる。
あるいは、某マーケティング会社のN氏など、どう考えても将来性の無いエリアや
リスクの高いエリアを推奨したりする。
まあ要するに、皆、R社という広告誌の飼い犬なのだから仕方がないのだ。

そう考えると、沖さんの著書の希少価値は高い。
彼は、本当に中立的なポジションにいるのだから。
そんな沖さんの新著が出たのだ。是非とも皆さんにも、読んで欲しい。

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